ダイヤモンドホイール・CBNホイール

用途、研削条件、仕上がり品質は?
何を改善しますか?
適用砥粒はダイヤモンド/CBN?
粒度、集中度、ボンドの詳細は?
コアの材質は?中間層は必要か?

ご使用条件に最適なホイールをご提供する為に、まずは様々な条件をお聞きし、一社一社、一品一品ごとに、設計・製作いたします。さらには工具のコストの低減を目指します。

アルミニウム/ベークライトコア、バイトチップ加工用ホイールの写真

  • アルミニウム/ベークライトコア
  • バイトチップ加工用
    ホイール

アイコン研削加工

研削ホイールの作用面には無数の切刃があり、ホイールを高速で回転させ少しずつ削り取る、いわば非常に微小な切削をする加工です。

ダイヤモンド・CBNホイールのイメージ
ホイールのイメージ写真

アイコンホイールの表示方法

ホイールの表示単位

1.砥粒

砥粒の種類記号
天然ダイヤモンドD
合成ダイヤモンドSD
金属被覆した合成ダイヤモンドSDC
立法晶窒化ホウ素CBN
金属被覆した立法晶窒化ホウ素CBNC

2.粒度

<粗粒>粒度#と分級篩の目の開きの関係
使用砥粒#表示粒度#篩の目の開きμFEPA
16/20161,1901,181
20/3020840851
30/4030590601
40/5040420426
50/6050300301
60/8060250251
80/10080177181
100/120100149151
120/140120125126
140/170140105107
170/2001708891
200/2302007476
230/2702306364
270/3252705354
325/4003254446
<微粒>粒度#と粒径μの関係
粒度#粒径範囲μ平均粒径μFEPA
40040-60501,181
50030-4035
60020-4030
70020-302525
80015-2520
1,00010-201516
1,5008-161010
2,0006-1286.3
3,0004-85
4,0002-644
5,0002-432.5
1.6

1
8,0001/2-32
15,0000-21
20,0000-10.5
  • 注1※FEPA:ヨーロッパ規格
  • 注2※粗粒の粒度(#)は、使用する粒度の粗い方で示す。
  • 注3※微粒の粒度表示は、粒径範囲(μ)で示す。
  • また粗粒と比較し易い様に相当するメッシュを規定して表示することもある。

3.結合度

砥粒と結合剤(ボンド)との結合の度合いを表す目安の指標。
結合度の測定方法は決められていないので、ホイールメーカー内でのNを基準とした序列に過ぎません。

結合度の指標の表

※弊社では、基本的に結合度は表示しません。
ホイールの識別のため、お客様とご相談のうえ表示する場合があります。

4.集中度

砥粒層中に含まれる砥粒(ダイヤモンド・CBN)の割合を示すもの。
1cm³に4.4ct.を含むものを集中度(コンセントレーション)100と定め一般的には25~200の範囲で使用されます。

集中度砥粒体積%ダイヤモンド含有量ct./cm³
200508.8
17543.757.7
15037.56.6
12531.255.5
100254.4
7518.753.3
5012.52.2
256.251.1

注※集中度は高い程良いという訳ではなく、ある所で最高の性能を示すが、それを超えるとむしろ低下します。この限界はホイールの種類、使用条件により異なります。

5.結合剤

結合剤の種類
結合剤及び製造法による種類記号
レジノイドボンドB
メタルボンドM
電着P
  • レジノイドボンド

    フェノール樹脂をはじめ各種熱硬化合成樹脂を使用したもので、その弾力性と適当な磨耗性から、良好な仕上げ面と優れた切れ味をもち、主として超硬合金、超硬合金と鋼の結合体、セラミック、サーメット等の研削に適用される。
  • メタルボンド

    メタルボンド金属粉末と、砥粒を混合し焼結したホイールで、砥粒の保持力が強く、耐摩耗性、形状維持性に優れ、寿命が長い。
    ガラス、フェライト、水晶、石材などの硬脆材料の切断、研削に用いる。
  • 電着

    他のボンドに比べ砥粒の突き出しが大きいので、切れ味に優れた高能率な研削が可能。複雑形状のホイールが比較的容易に製作でき、砥粒密度が高いため磨耗変形が少なく加工精度が安定する。使用済みの台金は再利用できるのでコスト的なメリットが大きい。

6.結合剤の細分記号

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アルミ台金再利用のご提案

  • 弊社のカップ型ホイールは、基本的にアルミ台金の再利用に配慮した設計で製作しています。
  • 廃棄ホイールから再利用の為の工作費用を差し引いても安価に再生出来ます。
  • 外観上の傷や、汚れ、元の刻印は実用上問題の無い程度は残りますが、ホイールの性能は元通りです。
  • 寸法的な制約がある場合も復元するご提案をいたします。
  • 省エネルギー化、省資源化に寄与しホイールコストも低減できます。

レジノイドボンドのカップ型ホールの使用済み品は廃棄しますか?それとも、もう一度利用しませんか?

アルミ台金再利用前の汚れた写真
再生前

再利用すると、

アルミ台金再利用後の綺麗な写真
再生後

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